伝えたいことを「オウム返し」で伝える
お疲れ様です。
「オウム返し」という話法を聞いたことがあると思います。その効果とは、
⇨「聞いてますアピール」
の効果があると言われています。間違ってはいないですし、みんなもそんなイメージでしょう。
ただ。「オウム返し」は、それ以外にも
⇨「自分が伝えたいことをオブラートに伝える」
という効果がある事をしっかり自覚しておきましょう。
店長の過去の経験を例に上げます。
お客様は、ある学区で物件を探している方です。今と同じ家賃、同じ広さ、同グレードに住みたい希望がある事ことが聞き取りにより分かりました。
店長「?では今、〇〇様が、お探ししている条件としては、今と似たような物件に、今と同じ家賃で住みたいということですね??」
文書だと分かりづらいですか、このオウム返しにより上記の疑問符を相手に伝えています。「ではなぜ引っ越す必要があるのかと。」
もう一つ、お客様からの上手い例を受けたことがあります。
大和リビングの物件での物件を申込み頂くタイミングでした。築浅で良くある優良物件。
そこで、礼金0か家賃交渉を受けました。
店長「ここの管理会社さんとは良くお付き合いしているので、頑張って交渉していずれかの値下げをやりますよ!」
お客様「是非、宜しくお願いします!」
しかし結果、何も交渉ができませんでした。
店長「すいません。交渉が効きませんでした」
お客様「そうですか。店長さんは『ここの管理会社さんとは良くお付き合いしているので、頑張って交渉していずれかの値下げをやりますよ!』とおっしゃって下さったけど何も下がらなかったということですね?」
店長「・・はい。申し訳ございませんでした」
このお客様のオウム返しは営業なら重く心に響くはずです。
「期待させといてふざけんな」という思いがお客様のオウム返しから伝わってきます。
私達の仕事は、時としてお客様に聞きづらい事を聞き、言いづらい事を言う場面があります。その時「オウム返し」という話法を用いる事で、潤沢なコミュニケーションが図れることを覚えておきましょう。